お江戸の旅(上野〜谷中編)
平成19年4月
四月より東京教室を開講しました。
1回目のお稽古がちょうど桜の時期と重なったので
花見の名所上野〜谷中を散策しました。
上野駅公園口より上野公園へ。この日は、生憎の雨。いつもなら公園全体が、大宴会場になっていますがこの日はとっても静かでした。 綺麗に咲き誇っている桜ですが、如何せん曇天では映えないですね。
上野公園を抜け、母校東京藝術大学前へ。ここも桜並木です。入学式のとき、そして卒業式のとき。ともに桜が綺麗に咲いていたのを思い出しました。 大学前から、谷中へ向かう道中にある「愛玉子」。「オーギョーチイ」と読みます。謎の食べ物です。入学してすぐ、先輩に連れてって貰いました。はい、謎の食べ物でした。これ、ほんと説明できません。
谷中の「さくら通」です。通りの名の通り、桜並木です。ちなみに両側は、墓地です。「谷中墓地」の中の道です。ここ谷中墓地は多くの有名人も眠っていられます。大学に通うために毎日通った道です。 ここも桜通り。
見事なんです
が、やっぱ
曇天ではね
え。残念です。
谷中墓地を抜け、日暮里へ。日暮里から上野へ戻ったのですが、山手線でなく常磐線に乗ってみました。日暮里〜上野間は、山手線・京浜東北線・常磐線・高崎線とが平行して走っています。松戸住まいの折、毎日乗った常磐線。山手線では、日暮里の次は「鶯谷」ですが、常磐線には「鶯谷駅」はありません。 不忍池畔に建つ下町風俗資料館。ここでは近世の江戸情緒を楽しめます。ここの良いとこは、展示物に触れられること。下町を再現した家に上がっても良いんです。たんすも開けたりして良くて、中にはちゃんと着物が閉まってあったりね。ベーゴマなどの玩具もあり、遊んでもいいのです。
不忍池の弁天堂。
江戸時代天海
僧正が、不忍池を
琵琶湖に見立て、
竹生島のように
島を造りました。
その後、竹生島の
弁天さんを勧進
して、弁天堂を建て
たのです。
不忍池の周りの
桜も満開でした。
夏には蓮の花が
咲きます。

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