橋本忠樹過去の演能写真B 

      


平成15年1月3日 多賀大社奉納 多賀大社能舞台
能「翁」千歳
千歳の披きでした。写真の通り雪の降りしきる。。。吹雪に近かったですが、その中での演能でした。手や足がかじかんで動かず、足の指先も痛くなり大変でした。しかし、新年に「千歳」を勤めさせていただける有り難さ。


写真:金の星渡辺写真場
平成15年3月22日 片山定期能 京都観世会館
能「善界」
初めての天狗物でした。思っていた以上にハードな曲でした。愛宕山に尋ねる場面もあり、地元の曲。地元の曲だけに、ちょっと人より思い入れはありました。

平成15年7月15日 新風館リキュウホール 
能「土蜘蛛」 
京都烏丸姉小路にある「新風館」の舞台(リキュウホール)にて。FM−京都(αーstation)のイベントにて祇園祭の宵々山の日に舞わせて頂きました。新風館の舞台では、初の演能の試みでした。夏にもかかわらず、当日は涼しく大変心地よく舞いました。当日は宵々山でもありましたので、大勢のお客様(700人)にお越し頂きました。本当に武者震いしました。

 
写真:金の星渡辺写真場 

平成16年1月25日 片山定期能特別公演 京都観世会館
能「猩々乱」
乱の披きです。これは、本当に大変な曲です。「乱」とは舞事の秘曲。足を上げたり下げたり。爪先達で、舞台の上をすべるように歩いたり。猩々は水の妖精ですから、水の上を歩き遊ぶのを表しています。面の顔は笑ってますが、中の私は必死です。

平成16年11月7日 ベトナムの家創立10周年イベント
大徳寺・大慈院 仕舞「石橋」
「紫野ローターアクトクラブ」というクラブの催しです。その関係で大徳寺さんで舞わせていただく貴重な機会を得ました。しかも大慈院さんは拝観寺院ではないので普段は入れない所です。本当に貴重ないい経験をさせて頂きました。写真の通り良いお天気で大変気持ちが良かったですよ。

この年の2月には京都ローターアクトクラブのイベントで宝ヶ池プリンスホテルで「胡蝶」の仕舞も舞いました。


写真:金の星渡辺写真場
平成17年3月6日 第22回早春立合能 京都観世会館
能「三輪」
金剛流との立合能です。立合能とは、昔より行われていた同じ日、同じ舞台で、異流が能を出し合ってその技を競う会です。金剛ファンは、普段観世流を見る機会は少ないでしょうし、観世ファンも金剛流を見る機会は少ないと思います。そんな中での演能。普段金剛流をご覧になられている方には私の演能はどうだったのでしょうか。いろんな意味で緊張しました。でもとっても心地よい緊張感でした。翌日の京都新聞の朝刊に大きく写真を掲載していただきました。とても貴重な経験をさせていただきました。



写真:金の星渡辺写真場
平成17年4月8日 吉野天人 高台寺月真院
能「吉野天人」
高台寺の月真院にて生け花と能の会をしました。
未生流笹岡次期家元であり、私の友人でもある
笹岡隆甫君の生け花、そして私の能。
若い人が古典離れをしている現実を見て、
「若い人が気楽に来れる古典の会をしたいね」と
数年話しをしていました。そしてこの日とうとう実現した会です。


写真:金の星渡辺写真場
平成17年7月24日 片山定期能 京都観世会館
能「葵上」
橋本忠樹初の「祈」の挑戦です。
「源氏物語」「女性の嫉妬」とても難しい曲でした。
前半は、「謡」重視。後半は「動き」が大切。
この曲は難しいですが、それだけにとてもやり甲斐のある曲です。また挑戦したいですね。この年は、シテだけでなく「葵上」のツレも勤めました。以前勤めてはいますが、シテを勤めたあとにツレを勤めるとより曲が見えてくる気がしました。ツレは、世界遺産・二条城台所と言う貴重な場所で勤めさせて頂きました。

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