橋本忠樹過去の演能写真A


写真:ウシマド写真工房
平成8年12月23日 橋本雅夫リサイタル 京都観世会館
能「景清」トモ     
私22歳、隣の女性役は従兄弟で当時27歳です。まわりは大きな先生ばかりで、本当に怖かったです。でも良い経験と勉強をさせていただきました。


写真:金の星渡辺写真場
平成9年5月4日 橋本聲吟社春季大会 京都観世会館
能「熊坂」 
初めての長刀物。若さ全盛だったので舞台を走りまわりました。息が切れて、謡が続かない。ブレスの場所の大切さ。面をつけてると、基本的に酸欠ですから。今、あの動きはできないなあ。と思います。


平成9年9月13日 東京藝大芸術祭 藝大第4ホール
能「船弁慶」
東京藝大在学中、芸術祭(他校で言う学園祭)での演能。大学構内のホール(能ホール)での演能。この公演では、本業のシテ方のことだけでなく囃子方としても舞台に立ちました。小鼓に太鼓も打たせていただきました。
観世流だけでなく他流の宝生流のお囃子も勤めさせていただきました。大学時代は能楽の他流の人や、他の邦楽の方々、洋楽に美術の人たち、芸術対して妥協を許さない空間。本当にいい勉強をさせてもらいました。
長唄囃子を授業で習い、舞台にも立たせていただきました。舞台というか、試験ですが。「五郎時致」のたてつづみを打たせていただきました。


写真:金の星渡辺写真場
平成11年1月24日 片山定期能 京都観世会館
能「花月」
片山九郎右衛門先生の許で内弟子修行をさせていただいてから初めて頂いたシテ役です。本当のプロとして舞台にたつ。厳しさ、難しさ。お客様の視線も正直怖かったです。


写真:金の星渡辺写真場

平成13年3月3日 片山定期能 京都観世会館
能「半蔀」
内弟子中、何曲か舞わせて頂きました。半蔀は、「源氏物語物」で初めての源氏物語物の挑戦でした。難しかったです。動きどうこうよりも、シテ「夕顔の精」の心情というか最期まで夕顔の精になりきれなかった感じがします。


写真:金の星渡辺写真場

平成14年10月1日 橋本忠樹独立披露能
京都観世会館 能「石橋」 
白獅子・橋本礒道、赤獅子・橋本忠樹
平成13年12月に片山先生より、別家のお許しを頂き独立しました。14年の10月に独立の披露の会をしました。そこで「石橋」を披かせていただきました。
この日は、台風が直撃し、朝から嵐でした。そんな中、たくさんのお客様にお足を運んで頂き感動でした。夕方、会の終了時には雨も上がり、綺麗な夕焼け空でした。こちらは台風が過ぎ去ったのですが、その台風は東に移動。新幹線は止まってしまい、東京からお越し下さった皆様には大変な御迷惑を。その日のうちにはお帰り頂けなかったようです。


写真:金の星渡辺写真場
平成14年12月8日 片山定期能 京都観世会館
能「清経」
子供の頃から「やってみたい!」曲の5本の指に入る1曲でした。もう一度というか何度でもやりたい曲に昇格しました。

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